恵方巻きはいつから始まり、流行ったのか?

一般

節分に黙って1本食べる「恵方巻き」。その年毎に決められた方角を見ながら食べる風習は、西日本では昔から当たり前のようにありましたが、最近は日本全国でもみられる様になりました。

毎年、スーパーやコンビニにその年の方角が書かれていて、みんな買っているし・・・と何となく食べている人も多いのではないでしょうか?

今回は、恵方巻きの意味や作法について調べてみました。

節分について

節分には「季節を分ける日」という意味があり、古くは季節の最終日のことを表していました。ですから節分は本来、春夏秋冬4回あったようです。

その中でも春(立春)の前日の節分は、1年の始まりとして大切にされており、次第にその日だけを「節分」と言うようになりました。

恵方巻きはいつから始まったのか?恵方巻きの歴史

恵方巻きのルーツは諸説色々ありますが、江戸時代から明治時代にかけての大阪の花街にあります。

花街とは、舞妓さんや芸子さんが集まっている街のことです。特に大阪の花街で、商人や芸子さんたちが節分をお祝いしたり、商売繁盛を祈ったりしたのが始まりと言われています。

昭和初期から中期にかけては、海苔問屋組合がすし屋に節分の太巻きについてチラシを配布するなどの販促活動をしたことがきっかけで、大阪のデパートの一部で恵方巻きが販売されるようになりました。

当時は名前も恵方巻きという名前ではなく、

  • 「丸かぶり寿司」
  • 「太巻き寿司」

と呼ばれることが多かったようです。

また、七福にちなんで7つの具を入れて巻くのが基本でしたが、7つの具に決まりはなかったようです。

現代においては、「あなご・たまご・しいたけ・でんぶ・きゅうり・かんぴょう・えび」などが定番でしょうか。

お子さんがいる家庭ではサーモンやツナなどを入れたりしますね。

恵方巻きが流行ったのはセブンイレブンが仕掛けたから

「丸かぶり寿司」や「太巻き寿司」から「恵方巻き」へと呼び方も変わり、さらに全国的な風習になったのは「セブンイレブン」の販売戦略です。

ということは、恵方巻きを1番最初に販売したコンビニエンスストアはセブンイレブンなのか?というと、じつはそうではないんです。

1983年にファミリーマートが大阪と兵庫で恵方巻きの販売を開始したのが1番最初です。ところが、ファミリーマートはそれ以外のエリアに販売網を広げなかったようで、その間にセブンイレブンが取って代わったという流れになります。

1989年に広島のセブンイレブンのオーナーが大阪出身だったこともあり、節分に太巻きを食べる縁起のいい風習を「恵方巻き」として売り出したことで全国に広まりました。セブンイレブンでの販売促進をきっかけに、デパートやスーパーでも節分に「恵方巻き」を食べる風習を広めていったということです。

今ではセブンイレブン以外のコンビニでも当たり前のように販売されていますよね。

恵方巻の方角は誰が決めるの?

恵方とは恵みの方角、その年の歳徳神(とくとくじん)という福を司る神様がいる方角で、4つの方角を5年周期でローテーションしているだけです。誰かエライ人が決めているわけではありません。

【東北東→西南西→南南東→北北西→南南東】このローテーションだけです。

ちなみに、恵方は1年間有効なので、節分だけでなくその後もそちらの方角には福の神がいらっしゃると意識していると何かいいことがあるかも知れませんよ。

恵方の簡単な調べ方

今年はどの方角か?が分からなくなったら、西暦の1の位を確認することで簡単に調べることができます。

  • 西暦の1の位が「4」と「9」の年は 東北東
  • 西暦の1の位が「0」と「5」の年は 西南西
  • 西暦の1の位が「1」と「3」と「6」と「8」の年は 南南東
  • 西暦の1の位が「2」と「7」の年は北北西

方角が分かったら、正しい食べ方の作法も確認しましょう。

恵方巻きの正しい食べ方の作法

1【願い事をしながら食べる】

これがメイン!願い事をしながら食べましょう。1つの願い後をと繰り返すのもOK。ここぞとばかりに色々願うのもいいですね。歳徳神様とお食事をしている気持ちで、食べながら色々お願いしちゃいましょう。

2【恵方を向いて食べる】

その年の恵方、歳徳神様がいる方角を見て食べましょう。恵方にテレビがある場合は消してよそ見せず集中した方がいいですね!

3【黙って食べる】

ひと口食べて「おいしいねぇー」と言いたくなりますが、黙って食べきることがルールです。1本食べ終わるまではおしゃべりをしてはいけません。おしゃべりをしながら食べるとご利益がなくなりますよ。

4【一気に食べる】

一気に食べると言っても、早食いではありません。1本食べ終わるまでは他の物を口にしないということです。通常、食事は「三角食べ」しましょうと幼稚園でも教えられますよね。でもこの日は例外。水分を奪われますから、のどにつまらせないよう、黙々と丸ごと1本食べてください。

5【恵方巻きは切らずに食べる】

本来、縁を切らないようにということで恵方巻きは切ってはいけません。でも、お店でハーフとして販売されているので、我が家では子ども用恵方巻きとしてよしとしています。

小さなお子さんをお持ちの家庭であれば、太巻きを一気に食べる(そもそも1本食べれない)のも無理、その時間黙っているのも無理ですからね。子どもの年齢と体格に合わせた恵方巻きを食べさせてあげてください。

我が家では、子どもが小さかった頃は「細巻き」で代用しました。それでも子どもが持てば十分太巻きです(笑)長さも鉄火巻き2本分くらいの長さで十分でした。

小学生くらいになってからは「細めの太巻きのハーフ」に昇格しました。

本来の作法として正しいかはわかりませんが、子どもも参加でき、一応作法も守れるので、我が家ではみんなで楽しんでいます。子どももニコニコしながら黙って食べていますよ。

恵方巻きの作り方

恵方巻きは購入していますか?ご家庭で作っていますか?

恵方巻きの選び方は具材をメインに選ぶ人、太さや大きさをメインに選ぶ人色々でしょうが、あえて経費面だけ見て考えるとすると、購入か手作りかどちらがお得なのでしょうか。

ずばり、家族だけ(1~4・5本)の分なら買う方がお得!!恵方巻きを作るには具材が色々必要なので全部そろえると案外お金がかかります。また、特別な材料(肉系や海鮮巻物など)はよほど料理に自信があれば別ですが、一般的な方はプロのものを購入した方が無難かもしれないですね。

ただ、みんなでパーティするから10本くらい巻かなくてはいけない、家族だけだとしても、うちは大家族だし、1人1本では足りないし・・・というのなら、作った方が断然お得です。1本1,000円の恵方巻きでも10本買ったら10,000円ですからね。

恵方巻きの材料費は約1,000円

材料費は太巻き約2本で1,000円くらいと考えてください。(もちろん中の具によりますよ!)実際に計算してみると・・・

【材料(太巻き2本分)】

  • さくらでんぶ 100円
  • サーモン柵 400円
  • カニカマ 95円
  • きゅうり1本 40円
  • 卵2個 40円
  • 海苔
  • ごはん2合
  • すし酢(酢大さじ4杯+砂糖大さじ3杯+塩小さじ1杯)

これで1,000円くらいです。ただ、さくらでんぶやカニカマは2本作るだけでは余りますし、本数を調整すればもう少しコスパよく作れるかもしれません。具材も工夫次第で、もっと豪華に見えて、もっと安くも十分できそうですね。

恵方巻きを安く手作りする節約ポイント

1 なるべく通常家にあるものは使おう!

すし酢を作る時「すしのこ」を購入される方もいると思いますが、簡単にご家庭でも作れますよ。とにかく酢と砂糖と塩を混ぜて、ごはんと混ぜるだけです。ちなみに、我が家はまだ子どもがいるので、酢:砂糖は1:1で少し甘めのすし酢にしています。そんな調整ができるのも手作りならではですね。

2 食材の組み合わせを工夫する

断面は緑・黄色・赤が入ると見た目が綺麗です。ただ、寿司・・赤・・マグロ!のように連想する必要はありません。子どもが好きそうなものはだいたい安くできます!!

最も安い組み合わせは、きゅうり(緑)+卵焼き(黄色)+カニカマ(赤)です。

さくらでんぶなど普段の生活であまり使わないものは無理して購入するのではなく、代用を考えたほうが節約になりますね。

3 具材は安めのものを選んでOK

まずはお刺身。柵やお造りの必要はありません。「切り落とし」として端材を安く売っていますので、そちらで十分です。巻いてしまえば元の形はわからないですからね。味も問題ありません!

次は海苔です。海苔は安いものを買ってください。高価な海苔はやわらかいのですが、水分に溶けやすいのです。素人がそういった海苔で太巻きを作ると、海苔がフニャフニャになり、持って食べられないくらいになってしまいます。むしろ安い海苔の方が通常は硬いのですが、太巻きにしていると酢飯の水分を吸ってちょうどよくなるのです。

4 巻きすもいらない!

太巻きを作ると言えば、「巻きすだれを購入しなくては!」と思いませんか?今は100均でも購入できますが、購入する必要はありません。ただラップを敷いて巻くだけでも出来ます。

少し心配な方は、ラップの芯を縦に半分に切ってそこにラップを敷き、具材を小さめに切って酢飯と軽く混ぜ、混ぜた酢飯をラップの芯に詰めていくだけ!簡単に棒状のものができます。

詰められたら、敷いていたラップで抑えて型がついたら、海苔をまくだけです。簡単に綺麗な形になりますよ。

まとめ

恵方巻きで守らなくてはならないのは、その年の方角を見て、黙って(願い事をしながら)1本食べきること。これだけです。

何を中に入れようが、どんな太さだろうが、こだわりはありません。家族の好きなものをチョイスしながら、みんなで楽しめるといいですね。

そして、節分はまだその年が始まったばかりの2月。新しい1年が縁起よく過ごせるようにこれまで恵方巻きとは無縁だった方も、気楽に挑戦してみられてはいかがでしょうか。

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