大阪府大阪市にある大国主神社(正式名『敷津松之宮大国主神社』)。
実は超有名な神社で、テレビや雑誌でもよく紹介されているのですが、どうしてそんなに取り上げられているのでしょうか?
それは、大国主神社の「種銭(たねせん)」を持っていると、金運アップが叶うと言われているからなんです!
本記事では、そんな大国主神社の種銭について、詳しくまとめていきます。
大国主神社の種銭の効果
「種銭」とは、お金を増やすための元になるお守りのことを指します。お財布や金庫などに入れておくことでご利益があるという噂。
風水では、お金は寂しがりやとされています。
空っぽのお財布でひとりぼっちになってしまうと寂しい・・・つまり運気が悪くなってしまうため、種銭を入れておけばその逆でお金が増えていく、といわれているのです。
今回紹介する大国神社の種銭は、ほかの神社にある種銭と比べ、かなりの効果を発揮してくださるとのことで有名です。
もしや、一攫千金も夢じゃない!?
ではまず、その噂の理由を明かしていきましょう。
大国主神社の種銭が有名な理由 大国主神が金運の神様だから
ポイントは2つあります。
1つめのポイントは、こちらの神社に祀られているのが、金運の神様である大国主神であるから。
これは納得せざるを得ないですよね。
神社によって異なる特色があるのは面白いです。
ちなみに、金運だけでなく縁結びや家内安全、商売繁盛の神様でもあります。
大国主神社の種銭が有名な理由『ねずみ』伝説
2つめのポイントは、なんと『ねずみ』なんです。
というのも、実はこんな伝説があります。
日本最古の歴史書である「古事記」に、義父の須佐之男命(すさのおのみこと)が、大国主神(おおくにぬしのかみ)を焼き殺そうとした時に、ねずみたちが助けてくれたという話があります。
娘を大国主神にとられたくないという嫉妬心で機嫌を悪くした須佐之男命は、大国主神を呼びつけ、野原に鏑矢(かぶらや)を射て「その鏑矢を取って来い」と命じました。
そして大国主神が野原に入ったところを狙って、火を放ったのです。
ところが、ねずみが鏑矢を咥え大国主神の元に現れます。
ねずみは自分のすみかに大国主神を案内し、火が収まるまで待機させます。
そして、火が収まったところで鏑矢を須佐之男命の元へ持ちゆくのでした。
このような伝説から、鳥居に飾られた絵には2匹の白ねずみが描かれています。
大活躍のねずみたち。
そういえば、七福神の神様・大黒天もねずみを遣いにしていますよね。
大黒天といえば、財運の神様。
なるほど、ねずみを通じて、この神社は金運のご利益に恵まれるということで有名になったのですね。
ちなみに神社の前には、立派な狛鼠(こまねずみ)が据えられています。失礼のない範囲で、記念撮影をしてみてはいかがでしょうか。
さらに、こちらの神社の大国主神と、七福神の大黒天、どちらも「ダイコク」と読めるため、金運のダブル効果でご利益があるのではないか、という話もあります。
奥が深いですね!
実際、大国主神社で授かった種銭を入れた状態で宝くじを買ったら大当たり!といった口コミが多く見受けられます。
ギャンブルの神様というわけではないので、宝くじに限らず、何かと金運に恵まれるのではないのでしょうか。
大国主神社の種銭が人気である理由には、こんな秘密があったのですね。
大国主神社の種銭の中身
下の写真が大国主神社で拝受できる種銭です。
お財布の中に入れておきます。
そんな種銭ですが、その中身は一体なんなのでしょうか?
包みの紙を広げてみると、、「種銭」と書かれた小さな包みと「福神金像」とか書かれた長方形の包みが入っています。
さらに、それぞれの包みを開けてみると、「種銭」の包みの中には、江戸時代に使われていたといわれる「古銭」をかたどった金色の銭が入っています。
四角形の穴が特徴的です。
そして「福神金像」の包みには、爪の半分くらいの大きさである小さな戎神(えびす)の金像が2つ入っています。
※中身が気になるという方は、ぜひ大国主神社で種銭を拝受してご自身でご確認ください。
中身を出して写真に撮るということに少し気が引けましたので、ご理解ください・・・。
これらは包みから出さずに、そのままの状態で保管するのがよいでしょう。
うっかり落としてしまわぬよう大切に管理しましょうね。
大国主神社の種銭はいつでも買える?販売時間・購入場所について
そんな種銭の入手方法ですが、「氏神様(敷津松之宮)」を正面にして左手にある「社務所」にて拝受できます。
下の写真が社務所です。
拝受できる時間は、朝の9時から夕方4時までの間です。
つまり、大国主神社の種銭はいつでも買えるというワケではないですので注意が必要です!
土日祝日は観光客も多く、早々に品切れてしまうことがありますので、お昼までにはゲットしたいところ。特に初詣の混雑時に手に入れることは難しいでしょう。
種銭目当てでやってきたのに、もう品切れ!なんてことのないよう計画的に参拝したいものです。
授与の際には、初穂料として500円を納めます。
500円で金運アップの期待ができるなんて夢がありますよね。
大国主神社の種銭の返納方法
では、お役を終えた種銭はどうすればいいのか?についてお伝えします。
間違っても、可燃ごみで出すなんて、絶対にNGです!
きちんと「返納」しましょう。
これは、ご利益を感じたらもちろんのこと、そうでなくとも最後は授かった先に必ずお返しするのが常識です。
もしご利益があってお財布があたたかくなっていてもきちんと返納しなければ、今度はご利益以上の損失をこうむることになるかもしれないのです。
基本的には、種銭を授かってから1年が経ったら返納しましょう。
1年間の感謝を込めて返納し、今度は次の1年への想いを込めて新たに授かると良いでしょう。
返納する際の取り決めは特にないのですが、お焚き上げ料として500円前後お納めするのが良いと思います。
大国主神社のご利益を高める参拝方法
1.敷津松之宮(しきつまつのみや)へ参る
まずは敷津松之宮のお社へ参りましょう。
大国主神社は、敷津松之宮(しきつまつのみや)と相殿になっています。
複数の神様が一緒に祀られているのですね。
あくまでも本編は、こちらの敷津松之宮となります。
アクセスも難しくなくておすすめの神社です。
車だと、阪神高速1号環状線なんばから約1分、電車だと大阪メトロ御堂筋線、及び、四ツ橋線の大国町駅から徒歩約2分で到着します。
しめ縄の上部に「氏神様」と掲げられている敷津松之宮から参拝するのが主流です。
参拝の基本、二礼ニ拍手一礼をお忘れなく。

2.大黒天の「石像」で願掛け
次に、大黒天の石像で願掛けをします。
社殿の前には、大黒天の石像が据えられています。
石像の額に自分の額を当てて祈願し、その次に小づちに触れながら願掛けをするのです。
皆に触れられた石像の額や石像は、少々変色してしまっていますね(笑)
それだけ長く言い伝えられてきている習わし、ということなんです。
種銭は、これら一連の流れをクリアして、やっと大国主神社にお参りして授与するのが礼儀とも考えられています。
3.今宮戎(いまみやえびす)との両社を参る
今宮戎(いまみやえびす)は大阪ではかなり有名な神社ですよね。
大国主神社からは徒歩で約9分の距離です。
毎年1月9日から~11日に十日戎(とおかえびす)というお祭りがあり、大変にぎわいます。
お正月のお祭りということで、3日間に百万人を超えてしまうほど多くの参拝客が訪れます。
「えびす・だいこく両社詣って本参り」という江戸時代からの風習があり、それぞれ「今宮戎神社」と「大国主神社」のことを意味しています。
- 大国主神社には大国主神
- 今宮戎神社にはその子である事代主神(ことしろぬしのかみ)
が祀られています。
「国譲り」を成し遂げた親子神であることが、日本神話によって伝わっており、父と子それぞれが守り神とされていて、「両方お詣りしなければ片詣り」とも言われているくらいです。
もちろん強制ではありませんが、せっかくなら両社参るのがよいのではないでしょうか。
なんとなく、お父さんの「大国主神社」から先にお参りし、次に子どもの「今宮戎神社」へ行くのがよい流れな気がしますね。
主流のお参り方法に沿って、種銭もしっかりいただいてきましょう!

まとめ
以上、大国主神社の種銭効果について、でした。
種銭をいただいて1年経ったら返納し、新しいものをいただく。
毎年の恒例行事にするのも素敵ですね。
皆様にもご利益がありますように。
大阪観光の際にはぜひ立ち寄り、お参りしてみてはいかがでしょうか!
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