現在、日本人の4人に1人が花粉症だと言われています。
春じゃないけど眼がかゆい、鼻がムズムズする、喉の奥がイガイガする、それ、花粉症かもしれませんよ。
花粉症は大人になってから突然発症することもあります。
今回はそんな花粉症の原因と症状、そして対策方法をご紹介します。
花粉症の原因は自分の免疫機能!
花粉症は簡単に言うと「アレルギー反応」です。
アレルギー反応は、花粉のような本来人体に影響のないものを間違えて体内から追い出そうと過剰に反応してしまうことを指します。
花粉症の代表原因物質はスギ花粉ですが、ほかにもたくさんあり花粉症を引き起こす植物の花粉は約60種類ほどという報告もあります。
「季節の変わり目の秋だから風邪ひいたのかな」なんて思っていたのに花粉症だったという方も多いです。
では、風邪と花粉症の症状の違いを見ていきましょう。
風邪と花粉症の各症状
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違いは微妙なものばかりですが、さらさらした鼻水が継続して出てくる場合は花粉症(アレルギー性鼻炎)と考えてよいでしょう。
アレルギー外来にかかると、アレルギーかどうか、またアレルギーの原因物質はに何か検査をしてくれます。
花粉症は春だけじゃない!
さきほど、紹介した通り花粉症の原因になる花粉は約60種類あります。
つまり、春だけが花粉症の季節というわけではないのです。
自分のアレルゲン(原因物質)が飛散している時期が花粉症の時期になります。
2~4月の春先は主にスギ花粉、5~9月の夏ごろは稲など、10~11月の秋ごろはヨモギやブタクサという植物が原因になることが多いです。
「春じゃないから花粉症じゃない」と考えずに、疑わしい症状がでたらまずはかかりつけ医受診することをおすすめします。
自分でできる花粉症対策8選
花粉情報をチェック!
花粉が飛散しやすい日の注意ポイントは次の5つ
- 天気が晴れ又は曇り
- 最高気温が高い
- 湿度が低い
- 風がやや強い
- 前日が雨
天気予報を見るときは上の5つのポイントに注意しましょう。
花粉は湿度が高い日や雨の日は飛散しにくいです。
雨のち晴れの日は道路や排水溝にたまった花粉が一気に舞い上がるため注意が必要です。
午後1時~3時は外出控えめに!
温度が高くなれば空気も乾き、花粉が飛散しやすくなります。
地域差もありますが、花粉症の症状が重いときは外出を控えたほうがいいでしょう。
服装の注意ポイント3つ
- マスクとメガネは忘れずに!
- つるつるした素材の服を着る!
- フード付きパーカーやコートは花粉のポケット!
マスクや眼鏡をして、口や鼻から吸い込む、目の粘膜につくアレルゲン(原因物質)を極力少なくしましょう。
案外、見落としがちなのが服の素材です。
ウールセーターなやポリエステルフリースなどの静電気を発生しやすい素材の場合は花粉が多く服に付着する傾向があります。
どうしても、ファッション的に譲れないものがあるときは静電気除去スプレー等を活用し少しでも花粉の付着が少なくなるようにしましょう。
また、柔軟剤は衣類の静電気を起こしにくくする作用もあるため、普段から柔軟剤を使用して洗濯をすると花粉の付着を抑えることができます。
帰宅時は玄関で花粉を払う
どんなに衣服の素材や静電気に気を付けても外出すれば花粉は付着します。
室内にまで持ち込まないように頭から胴体にかけてパタパタと花粉を払いましょう。
帰宅後はお風呂に入るのがベスト!
帰宅後、すぐにお風呂に入ることで髪の毛や顔についた花粉すべてを洗い流すことができます。
また、衣服についている落としきれない花粉も衣服ごと洗濯機の中に放り込むことができます。
お風呂にすぐ入れないという方は洗顔やうがいをしてできる限り花粉を洗い落とし、服だけでも着替えましょう。
窓を開けるのは控える
どうしても換気をしたい時などは花粉の飛散が多い1時から3時は避けましょう。
掃除はこまめにしましょう
どんなに気を付けても室内にはかなりの量の花粉がたまります。
こまめな掃除がアレルギー症状を軽くすることにつながります。
加湿器で湿度をあげる
空気を加湿してあげることで花粉が空気中に飛散しにくくなります。
病院に行って薬をもらうことも大事ですが、上記のような対策を面倒でも行う習慣を付けるようにしましょう。
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