ウレタンマスクの寿命は、使う毎に洗ったとして最大10回くらいまでです。
それ以上使おうと思えば使えるのですが、飛沫防止効果が薄れたり、ヨレヨレになって見栄えが悪くなったりしますので、あまりおすすめしません。
また、雑な洗い方をしていては、数回程度しか使えませんのでご注意を。
その他気になることとして、
- 使用回数によって飛沫防止効果に変化はないのか?
- より長く使うための正しい洗い方はないのか?
・・・について調べてみましたので、ご興味のある方は、このまま読み進めてください。
ウレタンマスクの寿命 使用効果は最大10回使用まで
ウレタンマスクは個々の品質にもよりますが、5~10回くらいの使用をおすすめします。
これは、最大限効果を得るための使用回数です。
もちろん10回以上使っている方もいらっしゃると思います。なんと驚くことに、1年以上使い続けている人もいるようです。
逆にモノによっては『洗濯は3回までなら99%の花粉をカットできます』と記載されているものもあります。よって、使用できる回数はモノによるところもあるので、必ず10回というわけではありませんが、1つの目安として10回洗濯をしたら交換と思っておくといいのではないでしょうか。
機能的にも問題が出てくるのは、ウレタン生地が破れたりほつれたりした時です。
もちろん見た目も良くないですが、ほつれたりしてくるとそこに隙間ができマスクとしての効果が期待できなくなります。
また、耳の部分が伸びてきてしまうことがあります。
これは何度も付けたり外したりを繰り返すうちに、装着時引っ張る耳の部分の生地がひろがり余裕ができてしまうのです。これは新しいマスクに取り換える時期だと言えます。
ほつれたりやぶれたり伸びてしまったりという生地の傷みを少しでも防ぎ、使用回数を増やすには丁寧に手洗いをし、洗濯ばさみを使用せず干すことが必要です。
洗濯機で洗ったり、乾燥機にかけたり、洗濯ばさみで耳のところを挟んで干したりすると、1回の洗濯でもかなりマスクが変形してしまうことがあります。変形するということは、フィットしなくなりますので、効果が薄れるということになってしまいます。
ウレタンマスクの見た目の寿命は最大20~30回使用まで
ウレタンマスクは個々の品質にもよりますが、様々なことに注意すれば20~30回くらいまでは綺麗な状態で使用することができます。
これは見た目のことで、マスクとしての効果は考えていません。
ウレタンマスクは、どのタイミングで買い替えた方がいいのでしょうか?
一番わかりやすいのは色の変化が買い替えの目安となります。
変色は数回の洗濯でも新品と比べるとよく分かるほどです。
白だったものが黄ばんできたり、黒が薄くなってきたりするとパッと見、古いマスクをしているように思われます。時々新品と比べてみるようにしてください。
それではウレタンマスクが劣化する原因には何があるのでしょうか?
- 紫外線と熱
- 水による加水分解
- 水道水に含まれるわずかな塩素
などが挙げられます。
特に紫外線には気を付けましょう。
紫外線はウレタンに限らず、様々な生地を傷めたり、色あせの原因にもなります。干す時は必ず陰干し(室内干しでも十分です)をしてください。
また、よく見かけるのが車のダッシュボードなどに放置されているウレタンマスク。
ちょっと使って、次出かけるときに忘れないように・・・と置くのか、1人で運転しているときに外しておいてしまったのか色々な事情があるのだと思いますが、これは一気にウレタンマスクを傷めてしまいます。
季節に限らず車内はとても高温になります。
特にダッシュボードは最も熱くなる場所です。
ここにウレタンマスクを置いておけば生地にとっても大きなダメージとなります。少しの時間でも必ずカバンなどに入れて持ち歩くようにしましょう。
次に水の加水分解にも注意が必要です。
加水分解というのは『反応物に水が反応し、分解生成物が得られる反応』のこと・・・つまり、ウレタンマスクの成分が水分と結び付いて、マスクがバラバラになってしまうことです。
洗濯後しっかり乾かしていないとか、汗をかいて湿ったマスクをカバンの中でずっと放置をしていたというような、水分を含んだ状態で長時間置いてしまうと、早く加水分解をしてしまいます。
これを防ぐには使用したらすぐ洗い、しっかり干しておくことです。
長時間使用しないと時は、ジップロックなどの中に乾燥剤と一緒に入れて密封しておくなど、湿気から守ることを意識していれば影響を受けることは少なくなります。
最後に、水道水に含まれる塩素からウレタンマスクを守るには、カルキ抜きの薬剤が役立ちますが、そこまで神経質にならなくてもいいかと思います。どうしてもという方だけお試しください。
ウレタンマスクの使用回数を増やすための正しい洗い方
ウレタンマスクの寿命を延ばすためには正しい洗い方と扱い方を心掛けましょう。
- まずは、洗面台か洗面器などにぬるま湯をためましょう。
- 台所用など一般的な中性洗剤で優しく手洗いしてください。もちろん普通の洗濯用液体洗剤でもいいですし、より丁寧に洗いたい人はおしゃれ着用洗剤を使ってください。
※もみ洗いはしないでください。あくまでやさしく。強く引っ張ったりすると敗れてしまいます。押し洗いを意識しましょう。 - ウレタンマスクの汚れが取れたら、マスクについた洗剤を洗い流しましょう。
- 清潔なタオルなどで優しくマスクの水気を取っていきます。
※雑巾を絞るように水気を取る方法はダメ! - ハンガーなどにウレタンマスクをかけて陰干ししましょう。ウレタンマスクは紫外線を浴びると劣化が進むので、できるだけ直射日光は避けてください。可能なら室内干しがいいです。浴室の竿などにかけておけば1~2時間で乾きますよ。
※洗濯ハサミは生地が伸びてしまうので使わないようにしましょう。
まとめ
私はウレタンマスクの使用はしていませんが、以前は布マスク(GUのものです)を使用していました。
これもウレタンマスクと同様、丁寧に手洗いし、陰干しし、慎重に扱っていたのですが、やはりある日新品のものと比べてみて、生地の張りや分厚さまで変化していたことにビックリしました。
不織布マスクと比べ、使えるような気がしてしまいますが、やはりマスク効果も考えると10回の使用毎で交換をしていくのが良さそうです。
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