『余寒見舞い』を出す時期と文例

一般

余寒見舞いというと聞き慣れない方も多いかもしれませんが、遅い残暑見舞いのようなものとイメージをするとわかりやすいのではないでしょうか。厳寒期に相手の健康を気遣うお便りを出し、お互いの近況を報告しあう、季節の挨拶状です。

いつ出すのか?どのような文例があるのか?をまとめました。参考にしてください。

『余寒見舞い』の時期は立春を過ぎてから2月末日までに出す

余寒見舞いは「立春(2月4日頃)」を過ぎてから、2月末日頃までに出すとされています。

同じような時期に同じような目的で出す見舞状に「寒中見舞い」もあります。どう使い分けるのでしょうか?

寒の入りと言われる(小寒)は1月5・6日頃です。そこから寒の明けまでの約30日間が「寒中」です。さらに細かく分ける場合もあります、それは、1月20日頃、一年で最も寒い時期とされる時を大寒と言います。小寒から大寒までの15日間を「寒中」といい、大寒から立春(寒明け)までを「寒の内」と寒中を2つに分ける場合です。

『1月5・6日頃(寒の入り=小寒)』

↓(寒中)

『1月20日頃 大寒』

↓(寒の内)

『2月4日頃 立春』

「寒中見舞い」は松の内(1月7日まで)が明けて、立春までの間、つまり「寒中」と「寒の内」の間に出すものです。

立春を過ぎてしまったら「余寒見舞い」としましょう。

【まとめ】

  • 1月1日~7日 年賀状
  • 1月8日~2月3日 寒中見舞い
  • 2月4日~2月末 余寒見舞い

『余寒見舞い』文例

『余寒見舞い』の用途は、寒さの厳しい折り、相手の健康を気遣う季節の挨拶状ですが、次の場合に用いられることが多いものです。

  • 相手が喪中で年賀状を送れなかった場合の年始の挨拶状として
  • 相手が喪中とは知らずに年賀状を出してしまった場合の、お悔やみとお詫びとして
  • 自分側が喪中で、相手が喪中を知らずに年賀状を下さった場合、喪中の報告とお詫びとして

『余寒見舞い』書き方の基本パターン

  1. 季節の挨拶
  2. 先方の安否を尋ねる言葉、自身の近況を伝える言葉、先方の無事を祈る言葉
  3. 日付

上記の順で書きます。

「拝啓」などの頭語や、「敬具」などの結語は不要です。また、喪中の相手に出す場合は、おめでたい言葉やイラストは避けましょう。

文例1 喪中に年賀状を受け取り返事が遅れた場合

余寒お見舞い申し上げます

ご丁寧なお年始状をいただきましてありがとうございました

皆様にはお健やかに新年を迎えられたご様子 何よりと存じます

当方、昨年●●月 母が他界いたしましたため 年末年始のご挨拶を控えさせていただいておりました

ご連絡が行き届かず大変申し訳ございませんでした

寒さ厳しき折ですが 皆様のご健康を心よりお祈り申しあげます

令和●年 2月

文例2 通常(季節の挨拶状)の場合

余寒お見舞い申し上げます

暦の上では春とはいえ まだまだ寒い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか

私どもはおかげさまで 風邪ひとつひかず 皆元気にしております

まだしばらくは厳しい寒さが続くとのことです

どうぞお大事にお過ごしくださいますようお祈り申し上げます

令和●年 2月

『余寒見舞い』を年賀はがきで出すことは失礼にあたる?

余寒見舞いははがきか封書で出します。年賀状の残りは使いません。

はがきは自分でデザインを考え、イラストを入れてもかまいません。お子さんがいる場合はシールを貼ったり楽しくしてもかまいませんね。(年賀状を書く時のイメージです)ただし、自分側・相手側関わらず、どちらかが喪中の場合はイラストを入れたり、カラフルなはがきを使うことは避けましょう。

喪中と関係ない場合も、余った年賀はがきを使うことはやめましょう。大変失礼になります。年賀はがきには「年賀」の文字の印刷が入っています。年賀とは新しい年が明けたことをお祝いするという意味があります。余寒見舞いに限らず、年賀はがきを1月7日以降も使用するのはふさわしくありません。

『余寒見舞い』を封書で出してもいい?

では、封書はいいのでしょうか?

伝えたいことが多いか少ないかによって、はがきにするのか封書にするのか決めればいいですよ。

余寒見舞いは季節の挨拶状であり、本来の目的から考えて、手紙か?はがきか?はそれほど重要ではありません。

相手によって、こちらの近況を詳しく話したいなど書く内容が多ければ、はがきで小さい字で詰めて書かれるより封書の方が読みやすいでしょう。逆に時候の挨拶として送るという目的だけなら、はがきで一言メッセージを添えるだけでいいでしょう。

まとめ

余寒見舞いは寒中見舞い同様、季節の挨拶状になります。

相手の安否をたずね無事を祈り、自分の近況を伝えるのが目的です。とはいっても、多くは不幸があって、年賀状を送ることも出来ず新年のご挨拶が遅れた場合や、相手に不幸があって年賀状が出せなかった場合に出されるのではないでしょうか。

こちらに不幸がありバタバタし、新年のあいさつどころか寒中見舞いの期間も過ぎてしまった場合、その理由を細かく書く必要はありません。遅れたお詫びの言葉だけで十分です。それよりも、自分の気持ちの整理の方が大切です。慌てず、落ち着いてから書く方がいいですね。

特に親しい人に対しては型にはまった文章ではなく、自分の文章で構いません。相手を気遣う優しい気持ちが伝わるといいですね。ただし、こちらが喪中の場合、受け取った相手が心配になるような文言にならないように、気を付けてください。

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