鎌倉にある銭洗弁天(ぜにあらいべんてん)をご存知ですか?
『お金をザルに入れて洗う神社』と言えば知っている方も多いのではないでしょうか?
銭洗弁天に参拝した人のほぼ100%の人がお金(主にコイン)を洗っています。
その理由はズバリ!銭洗弁天でお金を洗って、そのお金を使うと何倍にもなって返ってくると言われているからです。
お金が何倍にもなって返ってくる・・・そんな魅力的な話ですから、「早く使った方がいい」だとか、「半分だけ使って半分は保管した方がいい」など、いろいろな噂がささやかれています。
そこで、本当のところはどうなのか?について調べてみました。
銭洗弁天 洗ったお金は使っていいのか?
洗ったお金はしまっておくのではなく、使うようにしましょう。
早く使うか、じっくり使うかはどちらでもいいといういのが回答です。
洗い清めたお金は福を呼ぶ効果があるとされていますから、福を回すように使うと大きなご利益が期待できます。
・・・ということは、よこしまな使い方(ギャンブルや宝くじなど勝って一攫千金など)を考えてはダメということになります。
具体的に金回りがよくなった、商売繁盛につながったという人は多く、奥宮にはご利益を得た人がお礼に奉納した鳥居がたくさん見られます。
またお金のことだけではなく、病気平癒や家内安全などご利益を感じている人も多いのだそうです。(病気をしてしまうと治療費がかかったり、思うように働けず収入が減ったりしますもんね。それを考えると確かに病気平癒や家内安全もお金に関するご利益と言えるかもしれませんね。)
銭洗弁天の参拝方法
まずは湧き水のある奥宮(洞窟)前の本社へお参りしてからお金を洗うことになります。
- 社務所で100円を納めると、ロウソクと線香とザルをいただけます。
- 本社の横になる大きなロウソクから火を取って、まず線香を立てます。
- 次に、また大きなロウソクから火を取って、そのロウソク立てにロウソクを立て奉納します。
- 本社へ参拝。
- いよいよ銭洗いとなります。
- ザルにお金を入れて柄杓(ひしゃく)でやさしく湧き水をかけます。
銭洗いという名の通り、お金(銭=コイン)を洗うことが基本だとは思いますが、お札やキャッシュカード、宝くじなどを洗う人もいるとか。
その場合も、びしょびしょに洗うのではなく、清める程度に端を濡らすくらいでOKです。
洗ったお金の乾かし方は、ハンカチなどで拭くようにしましょう。
決してロウソクなどであぶって乾かさないように!(看板にも注意事項として書かれています)
銭洗弁天 お守りの使い方とお値段~お守りは返すべき?~
銭洗弁天でお守りをいただいたら、
- いつも持ち歩く財布に入れておく
- 布製の袋などに入れて常に持ち歩く(洋服の内ポケットなどが良い)
上記いずれかの方法で身に着けておきましょう。
お守りの使い方は基本どこでいただいても同じですので、この際に覚えておきましょう。
なお、お守りは境内中央の社務所でいただけます。
境内は24時間開放されていますので参拝は自由ですが、お守りは8時から16時半までの授与となります。
銭洗弁財天ではお守りや絵馬を買うと、その場で火打石をカチカチ打ち、火花を散らしてお清めをしてもらえます。できるだけ身につけるようにして、大切に扱ってください。
銭洗弁天 お守りの値段
人気は「願いがかなう茄子守(500円)」茄子の形をしたお守りです。
茄子は古来から物事を成す(ナス)=物事が成就するに通じるとされ縁起物として知られています。ももいろクローバーZのメンバーがブログで紹介したこともあり、とても有名になりました。
その他カードタイプのお守りで「開運招福守(800円)」や「交通安全守(500円)」があります。
カードタイプの金属素材に金メッキが施されていて高級感があります。これならお財布や定期入れなどにスマートに入れておくことが出来そうですよね。
また、いかにも金運が上がりそうなお守りに「福・富来守(800円)」があります。いかにもというのはお守り自体がガマ口財布になっているのです!
金属部分にストラップがついていますので、バッグ等につけておくことができそうです。黄金色で金運アップが望めそうなフォルムです!
その他、一般的な学業や安産・健康・交通安全などのお守りももちろんありますし、通帳入れ、印鑑袋、財布など金運に直接関係しそうなグッズも多数あります。またリラックマ守やキティ守など可愛いお守りもあり、老若男女満足できそうな品揃えです。
とにかくちょっとしたグッズショップくらい種類がたくさんあって、目移りしてしまうくらいです。
銭洗弁天 お守りは一年後に返しましょう
お守りをいただいてから一年後、何か良いことがありましたら、お礼参りをしてお守りを神社に収めましょう。
そして再度、新しいお守りをいただくようにしましょう。お守りの効果が持続しますよ!
この考え方も他のお守りと一緒です。
銭洗弁天 神奈川県鎌倉市佐助2-25-16
銭洗弁天は正式名称「銭洗弁財天 宇賀福神社(ぜにあらいべんざいてん うがふくじんじゃ)」といいます。
この神社は鎌倉幕府を開いた源頼朝が夢で「西北の谷に湧き出す霊水で神仏を供養せよ。天下は泰平になるであろう」とお告げを受け、その通りにこの地に湧き水があったので宇賀弁財天を祀るようになったのが始まりだと言われています。
宇賀神とは日本の神話に出てくる神で、頭が人で胴体が蛇。穀物の神、福の神として信仰され、宇賀弁財天と呼ばれるようになりました。
銭洗いのご利益については、後に北条時頼がここの霊水で銭を洗って一族の繁栄を祈願したのが始まりだとされています。
場所は鎌倉の山の中腹にあります。
電車で参拝する場合は、JR横須賀線鎌倉駅で下車後、徒歩約25分です。約1.5キロの道のりを歩くことになります。全体的に上り坂なので歩きやすい服装でお出かけされるのがベストかと思います。
なお、直接近くまで行けるバスは残念ながらありません(汗)・・・周辺の道は細いですからね。
どうしてもバスを利用して少しでも歩く距離を短くしたい人は、JR大船駅東口の京浜急行バスに乗り、バス停「源氏山入口」で降りれば徒歩約8分になります。
駐車場は参拝者用の駐車場は無料で10台ありますが、土日と巳の日は駐車禁止になるので注意!
土日などは近隣の駐車場に停めることになりますが、とにかく近くは道が狭いので無理に行かずに、停められる駐車場に停めて歩いた方が無難です。6~8台駐車できる駐車場が数か所ありますので、空いている所があればラッキーということですぐに停めるようにしましょう。
まとめ
銭洗弁天について調べてみました。
24時間参拝できるというところがまたいいですね!
ただし、懐中電灯がいるような山奥の神社ですから少し怖いかも(笑)・・・でも、お守りや金運アップ関連グッズや豊富にあったり、何度も行きたくなる神社でした。
あなたもぜひ一度行ってみてください。
コメント