洗面所から生乾きの臭いがしてきたり、カビの臭いがする時ってありますよね?
臭いの元は、
- 手を拭くタオル
- 排水パイプ内
- 洗面所の収納
がほとんどです。
そして、排水パイプ内からの臭いには『パイプユニッシュ』や『パイプフィニッシュ』(以下『パイプユニッシュなど』と表記)、洗面所収納からの臭いには『重曹』が効果的です。
ヌメリ取りに『キッチン泡ハイター』を使う手もありますが、個人的にはもっと強力な『パイプユニッシュなど』を使う方がいいかと思います。
掃除しても掃除しても臭いが消えなかったり、掃除したのにまたすぐに臭ってきてしまう・・・そんな時はどうしたらいいか分からなくて困ってしまいますよね。
今回はその原因はなんなのか、どうやったら臭いが消えるのかについて見ていきます。
洗面所が生乾きの臭い!臭いの元はどこから?原因と対策
洗面所の臭いで考えられるのは、手を拭くタオル・排水パイプ内からの臭いなどです。
- 手を拭くタオルに関しては、タオルをまめに取り換えると問題は解決します。
- 排水パイプ内からの臭いの場合は、排水口周りや排水パイプから臭うので、排水口や排水口にあるゴミを受けるゴミ受け、排水パイプをキレイにすることで解決します。
排水口や排水口のゴミ受けは、ブラシなどを使ってこまめに隙間までキレイすると臭いが抑えられます。それでも臭いがする時は、ゴミ受けを漂白剤に10から15分くらい付けて洗い流すとキレイになります。
それでは排水パイプはどうしたらいいのでしょうか?排水パイプは手が届かず掃除も大変ですよね。
そんな時に便利なアイテムは『結束バンド』です。
こうすることで、排水パイプの側面にこびりついた余計なゴミが取れます。
排水パイプの汚れや臭いを抑えるのに効果的な物は色々ありますが、排水パイプの上のほうの汚れによって臭いがするなら、『パイプユニッシュなど』がおすすめです。
また、排水パイプの形状は、ネズミや昆虫の侵入防止や下水からの臭いを防止するために曲がりくねっているのですが、その部分から臭いがすることもあります。
・・・で、そういったときは『かんたん洗浄丸』というタブレット式のものを排水パイプの中に落として使うのがいいでしょう。
洗面台の下の収納部分から臭う場合は、排水パイプの接続部分のゴムパッキンが弱っている場合が考えられます。
酷いときはそこから汚水が少しずつ漏れ出している場合もありますので、掃除でも解決しない場合は業者さんに見てもらうことをおすすめします。
それでは、洗面所がカビ臭い場合は何が原因なのでしょうか?次の項目ではその原因と対策について見ていきます。
洗面所がカビ臭い!臭いの元はどこから?原因と対策
洗面所がカビ臭くなる原因は、
- タオルや排水パイプのカビ
- 蛇口と洗面台の接点部分のカビ
- 排水口のゴミ受け周りのカビ
- 洗面所下の収納のカビ
の場合が多いです。
原因がタオルならこまめに取り替えるだけで解決します。排水パイプのカビやゴミ受けのカビも掃除することで解決します。
意外と見落としてしまうのが蛇口と洗面台の接点部分です。
しっかりキレイにしているつもりでも、奥の方にカビ臭の原因となるものが潜んでいたりするので、歯ブラシなどを使って接点部分を掃除するといいでしょう。
洗面所下の収納からカビの臭いがする場合は、いったん全ての物を出し、しばらく通気性の良い場所に置き、中を掃除します。
塗装などが剥がれないように、掃除には重曹を使いましょう。
拭いた後はドアを開きっぱなしにし、中が完全に乾くまで数日放置します。すべてが完全に乾燥するまで物を中に入れないことが重要です。
排水パイプ自体から臭う場合は、『パイプユニッシュなど』を使ったり、『かんたん洗浄丸』を使うことをおすすめします。
パイプの外側が結露や汚水漏れなどで臭う場合もありますので、パイプの外側の溝もブラシなどで掃除してみましょう。
それでも解決しない場合は、ゴムパッキンが弱って汚水が少しずつ漏れていたり、臭いが漏れている場合があるので業者さんに見てもらいましょう。
排水口から酸っぱい臭い!排水パイプ用洗剤を使ってもダメな場合
排水口から酸っぱい臭いがする原因の殆どは、
- ゴミや皮脂
- 石鹸の残りカス
です。
また、石鹸の残りが流し切れていない場合もあるので、その場合は洗面器部分をしっかり洗うと良いです。
原因がゴミの場合は、『パイプユニッシュなど』で解決できるのですが、皮脂や石鹸の残りカスの場合は、マジックリンなどのアルカリ性洗剤の方が効果を発揮します。
排水パイプの中まで届くスポンジも市販で売られていますので、排水パイプの中はそのスポンジにアルカリ性洗剤を付けて掃除すると臭いはなくなります。
これらを全部試しても「やっぱり臭い!」・・・と、何をやってもダメだった場合、どんなことが考えられるのか、またどんな対策を取るべきかを次で見ていきましょう。
重曹・パイプユニッシュなど・・・どれをやってもダメな場合
それでも何をやってもダメだった場合、どんなことが考えられるのでしょう?
これまでも少し触れてきましたが、何をしても臭いが消えない場合は、排水パイプそのものに問題があることを疑ってください。
排水パイプは、下水の臭いが部屋に充満しないように、またネズミや昆虫などが部屋に侵入しないように、S字型を横にしたようなうねりが形状になっています。
掃除しても臭いが消えない原因として考えられるものは次の3点。
(1)パイプ内でゴミが詰まっていて流れが悪くなり、臭いが上がってくる。
(2)パイプ接続部分のゴミパッキンが古くなり、臭いが漏れてきくる。
(3)S字部分に溜まる水の量が充分でないため、臭いが上がってくる。
(1)の場合は、少し手間はかかりますが、レンチで接続部分を外し、中を掃除すると解決します。それでも臭いが消えない場合は、(2)のゴムパッキンを新しく替えることを検討しましょう。
では、(3)の場合はどうしたらいいのでしょうか?
これは本当にただひたすら洗面所を使い込んで水が充分に溜まるまで待つしかありません。
それでも解決しないようなら専門業者さんを呼びましょう。
まとめ
洗面所の臭い・・・どの臭いであっても、まずは隅々まで掃除することが基本になります。
カビの臭いは排水口だけの問題ではなく、洗面台の収納の場合がありますし、何をやってもダメだった場合は、排水パイプの接続部分を外して排水パイプそのものの状態を確認する必要があります。
それでもどうしても解決しない、または自分一人では排水パイプをチェックできない場合は、専門業者さんに頼むようにしましょう。
キッチン、トイレ、バスルーム、洗面所の臭いは本当に厄介ですが、臭いには必ず原因があります。原因を追及して対策し、臭いをなくして快適に過ごせるといいですね!