はじめてスポーツバイクを購入しようとしたとき、クロスバイクとロードバイクどちらの方が良いのだろうか。
そもそも、違いは何だろうと私自身が疑問に思ったこと、初心者に知っておいてほしいポイントをまとめました。
クロスバイクとロードバイクの見た目とフレームの違い
まず、見た目上の違いやフレームの違いを見ていきましょう。
【1】ハンドルの違い
外見上で一番違いが分かりやすいのがハンドルになります。
ロードバイクはラウンド形状のドロップハンドルを使用していて、より前傾姿勢をとれるようになっています。
一方、クロスバイクはストレートな形状でロードバイクより前傾姿勢にならないため、体に負担の少ない姿勢をとることができます。
【2】タイヤの違い
ロードバイクのタイヤは細く摩擦抵抗を抑えているためスピードが速い反面、路面からの衝撃が強く伝わってきます。
クロスバイクはタイヤを太くすることでクッション性が増し、乗り心地が安定します。
しかし、スピードはロードバイクよりもゆっくり目になります。
【3】フレームの違い
ロードバイクのフレーム素材は「アルミ」「カーボン」「スチール」が使用されていることが多いです。
重さは6~10キロ前後になっています。
クロスバイクのフレーム素材は「アルミ」「クロモリ」「カーボン」が使われています。
重さは10~12キロ前後でロードバイクよりやや重いのが特徴です。
ただし、普通のママチャリの重さが20キロ前後あることを考えるとスポーツバイクである2つは非常に軽いことがわかると思います。
また、フレームの素材によって自転車の価格も大きく変わってきます。
適した服装(男性・女性)、必需品
サイクリングを始めようとすると、困るのは服装です。
体のラインがでるぴちっとしたサイクルジャージは抵抗感が強いですし、サイクルウェアをいざ買おうと調べてみてその値段に驚く方もいらっしゃると思います。
本格的じゃなくていいけど、最低限はしっかりしたいと思いますね。
では、どのような服装が適しているのか見ていきましょう。
【1】サイクリングに適した服装
当たり前ですが、スポーツバイクに乗る際は「動きやすい」服装が最適です。
街乗りの通勤などでは私服でも問題ないですが、距離やスピードを意識したサイクリングでは私服では厳しいです。
次はスポーツサイクリングをする際に使用する代表的アイテムを紹介します。
【2】本格的なサイクリングをするときに必要なアイテム
・ヘルメット
転倒や事故の際にヘルメットがあった方が安心です。
スポーツバイクは時速50キロ前後といったかなりのスピードが出ます。
ノーヘルで転んだ場合は最悪死亡事故になります。初心者の方でもヘルメットだけはしっかりつけましょう。
・サイクリングキャップ
ヘルメットの下に被るサイクリングキャップは、ヘルメットの機能を補助になります。
汗を吸収してヘルメットの劣化や走行中の汗が垂れてくるのを防ぎます。
・サイクルジャージ
サイクルジャージは汗を吸収し、速乾性の高い素材で作られています。
サイクリングでは空気抵抗を減らしより快適に走行するために体にフィットするような作りになっています。
通常の服を着た長距離の走行では大量の汗をかき、冷たい風があたりかなり体が冷えます。
できればサイクリング専用のものを選ぶといいですね。
・サイクルパンツ
サイクリング用のパンツはお尻の部分にパッドがついています。
パッドのついていないパンツをはいてサイクリングをしてみると分かるのですが、かなりお尻と太ももの付け根が痛くなります。
サイクリングジャージ同様に、吸湿性や速乾性に優れていてピタッとしています。
・日焼け対策もばっちりのグローブやアームカバー、レッグカバー
日焼け対策に最初から長袖を着る方もいますが、思いのほか気温が上がってしまい熱中症のようになってしまう場合があります。
グローブやアームカバー、レッグカバーなら着脱が容易なので暑ければ取り外すこともでき非常に便利です。
また、冬などの寒い季節には末端などの冷え対策にもなります。
必ず必要ではないアイテムですがあると便利ですね。
初心者のクロスバイクの選び方
【1】安定性のある太目のタイヤがおすすめ
初心者の場合、細めのタイヤを選んでしまうと走行が不安定になります。
はじめてのクロスバイクではタイヤは28C~32C程度の太さがおすすめです。
ちなみに数字が小さくなるほど細くなり、ロードバイクは25C程度です。
【2】ギア数は7~9個
クロスバイクは1~27まで変速ギアの数があり車体によりけりです。
ただ、通常の乗り方ではギアをすべて使うシーンなどありません。
ギアが増えるほど車重も増え、快適なサイクリングに影響を与えます。
ギア数は7~9あればまず困りません。
【3】フレームは「クロモリ」が軽くて高耐久
アルミは最も低価格ですが、さびにくく軽量だが耐久性が低いという特徴があります。
クロモリは価格も真ん中で、耐久性なども平均的な素材です。
カーボンは軽くて耐久性にも優れていることが魅力ですが価格も非常に高いです。
そのため、初心者は価格、重さ、耐久性とも中間的で扱いやすい「クロモリ」の素材をおススメします。
【4】ハンドルは自分次第!
ハンドルは自分次第です。
操作性や走行中の疲れやすさに影響する部分ですから、自分で握りすべりにくさ、握りやすさが手に馴染んでいるかが重要になります。
【5】最後は乗って確かめたい
最期は実際に試乗することが大切です。
この際に自転車をまたいでみてサドルとハンドルの間にあるフレームが股下5~15㎝あたりに位置することを確認してください。
このフレームが股下よりも上にある場合は乗り降りする時、非常に不安定で安全に降りることができません。
サドルは高さ調整できますが、このフレームは調節できません。
必ず高さを確認しましょう。
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