重曹とクエン酸を水に溶かして飲むデメリットは、重曹が持つアルカリ性(酸性に傾いた身体を中和させる効果)とクエン酸の酸性が互いに打ち消し合ってしまい、それぞれを飲むことで得られるメリットがなくなってしまうことです。
とはいえ、重曹水単体だと『塩辛くて飲みにくい』、クエン酸水単体だと『酸っぱくて飲みにくい』・・・そこで、【重曹+クエン酸+ハチミツ】のスペシャルドリンクを作って飲みやすい工夫をされている人が多いようですが、重曹水、クエン酸水、それぞれ単体で飲まれることをおすすめします。
そこで今回は、重曹水にクエン酸やハチミツを混ぜなくても飲みやすくなる方法についてお教えいたします。自信を持ってオススメできる方法ですので、興味のある方はこのまま読み進めてみてください。
重曹とクエン酸を混ぜて飲むデメリットとは?
体内が酸性に傾くと、体調不良であったり病気がちになったりします。重曹水を飲まれる方が多い理由は、アルカリ性の重曹が、酸性に傾いた体内を中和(もしくはアルカリ性に)してくれるからです。重曹水が『医者いらず』と言われる所以です。
【重曹はアルカリ性】一方【クエン酸は酸性】です。つまり、重曹とクエン酸を混ぜたその時点で中性水になってしまい、体内での中和効果が薄れてしまうというデメリットが生じてしまいます。
これでは重曹水にクエン酸を入れる意味は飲みやすくするというだけで、身体のためにはなりません。そこで、重曹水をなるべく飲みやすくするための方法を考えましょう。
重曹水をクエン酸を入れずに飲みやすくする方法(一般的な方法)
重曹水は水200~250mlに重曹小さじ1/2を混ぜることが基本です。
この基本を抑えつつ、重曹水を冷蔵庫で冷やしてみてください。これだけで飲みやすくなり、大丈夫という人もいます。
それでも飲みにくいという人はレモン汁を入れてみましょう。これでかなり飲みやすくなると思います・・・ただし、レモンは酸性。クエン酸と同じくあまり良い方法とは言えませんが、少量なら良いでしょう。
その他には、小さじ1~2杯のはちみつを入れるというのもひとつの手です。重曹水は毎日飲むという人が多いことから、糖分の取り過ぎを防ぐためにも、少量を心がけるようにしましょう。
重曹水にクエン酸とハチミツを入れずに飲みやすくする方法(個人的おすすめ方法)
塩味が飲みにくい重曹水は、白湯で飲まれることをおすすめします。(冷蔵庫で冷やす真逆になります。
作り方の手順は、①水100mlに重曹小さじ1/2を混ぜる ②その上から熱めのお湯を100ml注いで混ぜる・・・これで出来上がりです。簡単ですよね。
1.コップに水100ml、重曹小さじ1/2を用意する。
2.コップに重曹を入れる。
3.スプーンでよくかき混ぜる。スプーンに混ざり切れていない重曹が少し見えますね。どれだけよくかき混ぜても多少残ってしまいますが、お湯を注ぐと綺麗にすべて溶けます。
4.熱めのお湯(沸騰したお湯だと熱過ぎるので注意!)を100ml注ぎ、再度かき混ぜる。
5.おすすめ重曹水(白湯)の出来上がり!重曹もすべてキレイに溶けています。
白湯にすることで、気になる塩味がほとんどしなくなるはずです。(白湯も身体に良いですからオススメです)クエン酸を入れないことで、重曹のアルカリ性を生かすことができますし、また、ハチミツなどの糖分を入れる必要もありません。私はこの方法で毎日、朝晩重曹水を飲んでいます。
一般的に言われている重曹水+クエン酸+ハチミツの作り方
期待できる効果効能(すべての効果効能を書くことができませんが・・・)を考えると、重曹水はまさに医者いらずと言っても過言ではありません。
ですが、重曹水だけで飲むとなると、塩味がどうしても飲み辛いという人が多いです。それもそのはず、重曹は食塩を電気分解して、そこに二酸化炭素を入れてつくられていますから当然です。
そこで、塩味が気にならないように、クエン酸を混ぜて飲む人が多いんです。重曹にクエン酸を混ぜると、二酸化炭素が発生して、シュワシュワ〜っと炭酸水に。
では、重曹水(クエン酸入り)はどうやって作るのでしょうか?こちらも作り方は簡単です。
重曹(小さじ1/2)をコップ1杯分(約250㏄)の水に溶かし、よくかき混ぜる。
そこにクエン酸(小さじ1)を入れ、しっかり溶かして出来上がり。
※さらに飲みやすくするために、ハチミツを入れる人も多いです。
この重曹(クエン酸入り)ドリンクは、飲むとオナラが出る、お腹が張るなどの要らないものを出そうとする好転反応がすぐ見られます。身体に乳酸をためないので疲れにくいですし、甘いものが食べたい気持ちにならず、ダイエットにもなります。
これはこれで良い効果がありますので、白湯で割った重曹水でもダメな場合は、こちらの【重曹+クエン酸+ハチミツ】から始めてみてください。
重曹水を飲む量とタイミング
重曹水は起床後すぐ、または食前、お腹がすいてしまったときなどに数回に分けて飲むのがベスト。ただし、何度も言いますが、塩分が多く含まれていますので、飲みすぎは健康な人にもよくありませんので慎重に。
重層の最大摂取量は1日5gまでにしましょう。小さじ1/2が約1gになりますので、水200~250ml分の重曹水を最大5杯まで飲めることになります。
ただ、腎臓や心臓、血管に問題がある人は望ましくないですし、妊娠中・授乳中の人も飲むのをできるだけ避け、どうしても飲みたい場合は医師に相談してからがいいでしょう。
ダイエット効果に重点を置くのであれば、重曹水(クエン酸入り)を起床後や食前に飲むと良いでしょう。重曹とクエン酸を混ぜることで胃の中で炭酸ガスが発生しますから、満腹中枢を刺激してくれます。(ただし、先にお伝えしたとおり、重曹とクエン酸それぞれのメリットは打ち消されてしまいます)
また、脳は胃が膨らむことで食べ物が胃に入ったと錯覚して指令を出し、大腸が動き始め排便を促すため、便秘の解消にも効果的です。疲れがたまっているときや便秘の時も食前や空腹時を狙って飲んでみてください。
重曹水を飲むとどんな効果が期待できる?
重曹は身体のあらゆる健康面で効果を発揮することが分かっています。直接的には以下のような効果です。
さらに、これら効果に加えて、腎臓をサポートするという重要な働きもしてくれます。
腎臓の主な役割は、身体に溜まった老廃物、余分な塩分(水分)などを尿として排泄すること。つまり身体の毒素を排出する大事な働きをしてくれます。ですが、食品添加物やお酒の飲み過ぎなどにより、その働きが鈍くなってしまっている人が多いのが現状。
腎臓が悪くなると身体が酸性に傾いてしまいます。・・・つまり、重曹が持つアルカリ性のチカラで、酸性に傾いた身体を中和させ改善させるということになります。医療現場においても、中等症~重症の腎機能低下に対して、アルカリ性の重曹が使われ治療されています。
クエン酸水を飲むとどんな効果が期待できる?
クエン酸に期待できる効果は以下のとおりです。
また、クエン酸にはミネラルの酸化を防ぐ効果もあります。ミネラルが不足すると、肌の衰えや病気の原因になる活性酸素が増加してしまいます。活性酸素は、体内に侵入したウイルスや細菌、カビなどを撃退する働きがありますが、増えすぎてしまうと健康な細胞まで攻撃し、酸化させてしまいます。
酸化は老化の原因のひとつでもありますから、クエン酸水を飲むことで老化のスピードを抑える効果に期待が持てます。
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