重曹水やクエン酸水を飲むことの効果は以下のとおりです。
ただし、適切な量や摂取タイミングに気をつけないと、胃腸への負担や電解質バランスの乱れを引き起こす可能性があるので注意が必要です。
飲み過ぎたりした場合、逆に身体に悪い影響を及ぼすことも考えられますので、そうならないためにも本記事を参考にしていただければと思います。
また、重曹とクエン酸を健康のために飲んでいる方は多いですが、実は一緒に飲むことでその効果を十分に得られなくなることをご存知でしょうか?
それぞれが持つ素晴らしい効果を最大限に引き出すためには、混ぜずに別々に飲むことがポイントです。
本記事では、その理由やデメリットについて詳しく解説していきます。
重曹クエン酸水を飲むデメリット|健康リスクが心配
重曹クエン酸水は、健康維持やダイエットに効果が期待される反面、適切に使用しないと健康リスクを引き起こす可能性があります。
飲む量やタイミングに注意して使うことが重要です。主に考えられるリスクとしては次の2点です。
- 塩分過多のリスク
まず、重曹には塩分が多く含まれているため、摂りすぎるとむくみや高血圧などのリスクが生じます。
特に日本人は塩分を摂りすぎる傾向があり、日常的に重曹クエン酸水を飲むことで塩分過多になる可能性があるので、適量を守りましょう。 - 使いすぎによる胃腸への影響
重曹クエン酸水を過剰に摂取すると、胃酸の逆流や消化不良を引き起こすことがあります。特に空腹時に飲むのは避け、食後に摂取するのが安全です。
さらに、一日に何度も飲むのではなく、回数を制限することも大切です。
重曹クエン酸水の安全な飲み方
重曹は1日3g以下(小さじ1程度)までが目安です。飲み過ぎは体に負担をかける可能性があるため、適量を守りましょう。
特に腎臓病や高血圧の方、ナトリウム摂取制限がある方は、重曹の使用を控えるか、医師に相談してから飲むようにしてください。
また、クエン酸も過剰摂取すると胃に負担をかける場合がありますので、体調を見ながら適量を摂ることが大切です。
重曹とクエン酸を一緒に飲むデメリットとは?
重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性という性質を持っています。この二つを一緒に飲むと、互いに中和してしまい、本来期待できるはずの効果が弱まるのです。
重曹水が体内の酸性を中和し、健康をサポートする一方で、クエン酸は体の疲労回復や血液の酸化を抑える効果があります。
しかし、両方を同時に摂取すると、それぞれの持つ良い効果が打ち消し合い、結果として健康効果が得られにくくなってしまいます。
【巷で言われている重曹+クエン酸水の作り方】
手順①: コップ1杯(約240ml)の水に、クエン酸1/2ティースプーン(約1g)を溶かす
手順②: 次に、重曹1/4ティースプーン(約0.5g)を加える
手順③: 甘味が欲しい場合は、はちみつなどを少量加えて混ぜる
上記作り方は、巷で言われている『重曹+クエン酸水』の作り方ですが、私がおすすめする飲み方は、『重曹水』と『クエン酸水』別々に飲むことです!
それぞれのメリットを活かすためには、重曹とクエン酸を別々に摂取することが重要です。では、どのようにして飲みやすく工夫するのが良いのでしょうか?
重曹水を飲みやすくするコツ
重曹水を飲む際に「しょっぱさ」が気になる方も多いかと思います。そんな時は、次の工夫を試してみてください。
冷やして飲む
基本は水200〜250mlに重曹小さじ1/2を溶かすことです。これを冷蔵庫で冷やすだけで、驚くほど飲みやすくなります。
レモン汁を少し加える
レモン汁を少量加えると、重曹水のしょっぱさが和らぎ、さっぱりとした味わいになります。
ただし、レモンも酸性なので、重曹のアルカリ性との相性には注意が必要です。少量のレモン汁なら、体への影響も少なく、程よいバランスが取れるでしょう。
はちみつを加える
少量のはちみつを加えると、飲みやすさが格段にアップします。
ただし、糖分の取り過ぎには注意しましょう。特に毎日飲む場合は、はちみつの量を少なめにして工夫してください。
白湯で飲む!個人的おすすめ方法
私が特におすすめしたいのが、白湯で重曹水を作る方法です。冷やす方法とは逆ですが、思い付きでやったところ、飲みやすかったのでご紹介しておきます。
作り方は簡単です。
1.コップに水100mlと重曹小さじ1/2を入れる
2.熱めのお湯(100ml)を注ぎ、よく混ぜる
3.飲みやすい重曹水の完成です!
この方法なら、重曹のしょっぱさがほとんど気になりません。また、白湯自体が体に良いので、冷え性の方や朝晩のリラックスにもおすすめです。
さらに、この方法ならはちみつなどの糖分を入れなくても済みます。
クエン酸水の飲み方
クエン酸も疲労回復や抗酸化作用を期待して飲む方が多いですよね。こちらも、別々に飲むことで最大の効果を得られます。
クエン酸はそのまま水に溶かして飲むか、少し甘みを加えることで、飲みやすさを調整できます。1日に摂る量は小さじ1/2から1程度で十分です。体調に合わせて量を調整してください。
飲むタイミングとしては、食後が理想的です。空腹時には胃を刺激する可能性があるので避けてください。
重曹水とクエン酸を混ぜて飲むのはダメ?
先にお伝えしたように、重曹とクエン酸を一緒に飲むことで中和されてしまい、それぞれの効果が弱まる可能性があります。
炭酸水のようにシュワシュワ感を楽しめるという利点はありますが、健康効果を重視するなら、混ぜて飲むのは避ける方が良いでしょう。
特に、健康のために重曹やクエン酸を摂取している方は、その効果を最大限に引き出すために、別々に飲むことを心がけてください。
重曹水とクエン酸水を飲むタイミング
重曹水を飲むタイミングは、朝起きた直後や食前が効果的です。空腹時に飲むことで、胃酸を中和し、胃の働きを整える効果が期待できます。
また、食前に飲むと、満腹感を感じやすくなり、食べ過ぎ防止にも役立ちます。
クエン酸水は、運動後や疲れがたまっている時に飲むと、疲労回復に役立ちます。特に夏場や運動後には、汗で失われたミネラルを補う効果も期待できます。
重曹クエン酸を飲むと現れる好転反応とは?
重曹とクエン酸を一緒に飲むことで得られる好転反応としては、以下のような症状が見られることがあります。(何度もお伝えしますが、重曹とクエン酸は一緒に飲まない方が効果が高いです)
- 便秘解消: 飲み始めの数日間、便意が頻繁に起こることがあります。これは体内の老廃物を排出しようとするデトックス効果の一部です。
- 尿の色や匂いの変化: クエン酸が尿のpHを変えることで、尿の匂いや色がいつもと違うと感じることもあります。
- 一時的な肌荒れ: 背中や顔にニキビが出るなどの肌トラブルが好転反応として現れることもあります。
これらは体内でデトックスが進んでいる兆しとも言われていますが、不快な場合は摂取量や頻度を見直すことが重要です。
好転反応と副作用の違いとは?危険を避けるために知っておきたいこと
好転反応は一時的な体調変化で、健康改善の兆しとされています。しかし、副作用との違いを理解することも大切です。
【好転反応】
一時的に体調不良が起こりますが、数日〜1週間ほどで治まることが多いです。
【副作用】
長期間にわたり体調不良が起こり、症状が悪化したりします。
まとめ:重曹とクエン酸は別々に飲むのがベスト
健康を維持するために重曹とクエン酸を取り入れるのは良い選択ですが、両方を混ぜてしまうとそれぞれの効果が打ち消されてしまいます。
重曹水は冷やしたり、白湯にしたりして飲みやすく工夫することが可能ですし、クエン酸水もシンプルに飲むだけで、十分な健康効果を期待できます。
重曹とクエン酸、それぞれのメリットを最大限に活かして、日々の健康管理に役立ててみてください。
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