『クロックス』すっかりサンダルの代名詞となりましたね。
ストラップを前に倒せばスリッパのように、後ろに倒せばかかとを固定してしっかり履けるというように、場合に応じて調整できとっても便利です。
そんなクロックスがダメージを受けた場合の復活法を調べてみました。
クロックスが縮む原因は熱
クロックスは、置いておく場所やお手入れ方法を間違えてしまうとサイズが縮んでしまうことがあります。よくあるのは履き口が縮んで足先までしか入らなくなってしまうというパターンです。
クロックスには『クロスライト』という合成樹脂が使用されています。
抗菌性・防臭性という履物にはありがたい性質を持つ一方、クロスライトは熱に弱いというデメリットがあります。つまり、高温な環境下では縮んでしまう可能性があるんです。
特に直射日光には弱く、ひどい時にはワンサイズ以上縮むこともあるんですよ!黒など濃い色のクロックスは熱を吸収しやすいので注意が必要です。
- ベランダは特に日光が当たりやすい場所にあります。真夏にベランダに放置していませんか?
- 高温になりやすい夏場の車内に放置していませんか?
- クロックスを洗った後、乾燥機にかけたりしていませんか?それだけで縮むことがあります。
クロックスが縮んでしまった場合の直し方(戻す方法)
縮んでしまったクロックスでも元のサイズに戻せますので、安心してください。熱に弱く、そのまま放置していれば縮むのであれば、再度温めて加工してあげればいいのです。
ドライヤ―を使って温める→直す(戻す)
縮む原因である熱に弱いという性質をあえて利用します。
- サイズを大きくしたい部分をドライヤーで1分~1分30秒ほど温める。
- 伸ばしたい部分を手で広げるか、履いた状態にしてキープさせる。
温めたクロックスはかなり高温になります。素手や素足で触るとやけどしますので、軍手・靴下などを着用してから触ってください。 - ある程度広がって形が整ったら、ドライヤーを冷風モードに切り替え冷やす。
この方法を使うと、縮んでしまったという場合だけでなく、サイズを自分にピッタリに多少調整することもできてしまいます。
お湯を使って温める→直す(戻す)
この方法はクロックス社もおすすめしています。
【準備するもの】
- クロックス全体が浸かるサイズのプランターやバケツなど(縮んだ部分だけ浸けるのではありませんので注意)
- トングか火ばさみ・長めの箸など(お湯を入れる前に取り出せるか実験しておくといいと思います)
- お湯(60~70度くらいに調整しておいてください)
- 厚手の靴下2足分
準備ができたらさっそく取り掛かってみましょう!
- 厚手の靴下を二重に履く
熱を通し、加工しやすくなったクロックスを履いて伸ばすのですが、素足や薄い靴下程度ではやけどする危険性が高いので二重の靴下を履きます。素足よりも少し余裕のあるサイズにすることが出来て一石二鳥でもありますよね。 - 60度程度のお湯にクロックスを浸けます。およそ1~2分で柔らかくなりますが、一応30秒くらいからはトング等でつついて、様子を見てください。柔らかくなったら引き揚げます。その際、トングや箸などを使って、やけどしないようにしてください。
- しっかり水気を切って、冷めないうちに奥まで足を突っ込みます。出来るだけ奥まで足が入るように意識してください。そのまま冷えるまで1~2分待つだけです。
もし、1回やってみてもうまくサイズが合わないときは、もう一度温め直してやり直しましょう。
クロックスを修理する(その他)
リベット修理・交換
クロックスには、『リベット』と呼ばれるかかとのバンドについているプラスチック製の丸い留め具があります。ワニマークがついているあれです!
10年以上前まではリベットは無料で頂けたのですが、現在(2021年現在)はそのようなサービスはありません。
うーん残念ですが、仕方がないですよね。
では、もしもリベットが壊れてしまった場合はどうすればいいのか?
気になりますよね・・・大丈夫!安心してください。
クロックスのリベットは手に入りませんが、代用できるものがあります。
それは『タックボタン』というものです。
手芸屋さんなどで、500円くらいで買うことができます。購入の際は、直径15ミリくらいのもので、留め具が大きくて平らなものを探してください。
さらに、もっと安く気楽に修理したいという方は100均でも「タックボタン」は購入できるので一度探してみてください。手芸屋さんのタックボタンもですが、装着時ずれてしまってうまくいかない場合はペンチで一回挟み、軽く噛み合わせてずれないようにしてからハンマーで叩くとうまく装着できますよ。
ストラップ修理・交換
また、ストラップもリベットと取り付けるための輪っかの一部が切れてしまうことがあります。
その際は、必ず樹脂・プラスチック専用の接着剤を使って付けましょう。
※樹脂製品に対応していない接着剤だとクロックスが溶けてしまうこともあるので要注意です。
リベットとは違い、ストラップは個別に販売されていますので、ストラップだけを購入して付け替えることもできます。違う色のストラップなどにしてオリジナル感を出すといった楽しみ方もできますね。
靴底修理・交換
もう1つ、クロックスの買い替えを迷うパターンが靴底がはがれた場合。
この場合もストラップの修理同様、樹脂・プラスチック専用の接着剤でしっかりつければ大丈夫です。
あまりひどくなければ、また普通に履けるようになりますよ。剥がれはじめの初期に対応できると簡単に修理できますので、たまに靴底はチェックしてみてください。
まとめ
クロックスは私も愛用しています。
きちんとつま先まで保護してくれるので、子どもたちにも小さいころから履かせています。
ストラップなどの修理はできそうな気がしていましたが、縮んでしまったものも元通りにすることが出来るなんて、今回調べてみて良かったです。
慌てて買い替えを考えなくてもよさそうですね。
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